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イギリスUnited Kingdom of Great Britain and Northern Ireland

イギリスは18世紀の産業革命以降、近代において世界経済をリードする工業国で、造船や航空機製造などの重工業から金融業やエンターテイメント産業に至るまで様々な産業が盛んであった。しかし、19世紀後半からはアメリカ合衆国、ドイツ帝国の工業化により世界的優位は失われた。20世紀初頭から沈滞を続けたイギリス経済は深刻に行き詰まり、英国病とまで呼ばれた。
近年は、欧州債務・ユーロ危機以降、経済はほぼゼロ成長が続き、10%近い高失業率、難民危機、テロの続発とイギリスにとっては厳しい状況が続いていた。そして2016年6月23日、イギリスにおいて同国が欧州連合(EU)を離脱すべきかどうかを決めるための国民投票が実施され、離脱支持が約52%となり、欧州連合からのイギリス脱退、いわゆるブレグジットが決まった。2017年時点でイギリスに進出している日系企業は986社あるが、ほぼ半数の企業がイギリスのEU離脱後も事業に影響はないとしている。ただ、今後については関税や人材確保、為替変動やポンド安による輸入価格上昇、先行き不透明感などがある。

地理情報

国 名 グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(英語名:United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)
首 都 ロンドン(英語名:London)
国土面積 24万4,820平方キロメートル(日本の約3分の2)
地 理 イギリスはグレートブリテン島のイングランド、ウェールズ、スコットランド、およびアイルランド島北東部の北アイルランドで構成されている。イギリスは大西洋に囲まれ、北に北海、南にイギリス海峡がある。国土の大半はなだらかな丘陵地及び平原であり、国土の約90%が可住地となっており、可住地面積は日本の倍近くにもなる。
気 候 イギリスは北緯50~60度(北海道より北)に位置するが、北大西洋海流の影響で比較的温暖である。しかし、年間日照時間は短い上に「1日の中に四季がある」と言われるくらい天候が変わりやすい。
夏季は、高緯度の関係で日照時間が長く、日没は最も遅い時期で午後10時頃になる。3月末頃から10月末頃までの間サマータイムが実施される。冬季は日照時間が短く、日没が午後3時半頃の時期もある。(国土交通省)
GMTとの時差 0時間、日本との時差は9時間(日本が正午の時、イギリスは午前3時)
サマータイムはGMT+1時間(3月最終日曜日午前1時~10月最終日曜日午前2時)

基礎統計

人 口 6,604万人(2017年 / IMF)
GDP 2兆6,284億米ドル(2017年 / IMF)
1人当たりGDP 3万9,800米ドル(2017年 / IMF)
GDP成長率 1.7%(2017年 / IMF)

国民・社会

民 族 主な民族はゲルマン民族系のイングランド人、ケルト系のスコットランド人、アイルランド人、ウェールズ人の4民族で構成されている。その他に、旧植民地出身のインド系、アフリカ系、アラブ系や華僑なども多く、多民族国家を形成している。
言 語 最も広く使用されているのは英語。公用語は構成国で異なり、ウェールズ語、スコットランド語、ゲール語といった言語も公用語とされている。
宗 教 キリスト教が59.3%、イスラム教(4.8%)、ヒンドゥー教(1.5%)となっている。キリスト教では、英国国教会が62%と多数を占めている。(イギリス政府国勢調査 2011年)
通 貨 スターリング・ポンド(pound sterling)、補助通貨単位はペニー(penny、複数形ペンス pence)。1ポンド = 100ペンス。
最低賃金 年齢によって設定が異なる。2018年12月時点では、25歳以上の最低賃金は時給7.83ポンド、21~24歳は7.38ポンド、18~20歳は5.90ポンド、18歳未満では4.20ポンド、見習い3.70ポンドと設定されている。保守党は、2025年までに25歳以上の最低時給を9ポンドに引き上げる公約を揚げている。(GOV.UK)

政治

政治体制 立憲君主制
元首 女王エリザベス二世陛下(1952年2月6日即位、1926年4月21日生まれ)
首相 テリーザ・メイ首相(2016年7月13日就任、1956年10月1日生まれ)
行政組織 第2次メイ内閣において、イギリス政府の行政機関は25の省庁などで構成されている。この他に、非大臣省の機関が20存在する。
議会制度 イギリスの議会は上院(貴族院)と下院(庶民院)の二院制。上院は定数なしの任命制となっており、原則終身。下院は定数650議席で任期は5年、小選挙区制による直接選挙で選ばれる。
地方行政制度 イギリスの行政区分はイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドで各々異なる。これら4つの非独立国は国(カントリー)と呼ばれている。イングランドは独自の議会・政府を持たず、9つのレジオンに区分されている。スコットランドは32のカウンシル・エリアと持ち、ウエールズは10のカウンティバラと9つのカウンティ、3つのシティーで構成されている。北アイルランドには、11行政区が設置されている。
現在の
政治的状況
2016年、キャメロン首相(当時)はEU残留・離脱を問う国民投票の実施を決定した。キャメロン政権はEU残留を訴えたが、2016年6月23日の国民投票でEU離脱が決定された。これを受け、キャメロン首相は首相・党首の辞任を表明し、党首選が行われた。選挙により、メイ内相(当時)が保守党党首となり、首相に就任した。EU離脱に対しては、ソフトブレグジット(穏健な離脱)方針を示している。

日系企業

日系企業
進出数
日系企業総数(拠点数)は986社(2017年10月1日時点、外務省「海外在留邦人数調査統計(平成30年要約版)」)

実 績

  • 医薬品制度調査
  • 日本のインバウンド観光市場調査