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カンボジアKingdom of Cambodia

カンボジアは高齢者が極端に少なく、2015年の中位値年齢は24.0歳となっている。これは、1975年~1979年のポル・ポト時代に何百万人という大量虐殺が行われ、多くの知識人も犠牲になったことの名残である。
世界の最貧国とも言われていたが、近年はアジアでも屈指の高い経済成長率を示している。海外からの投資が活発になり、縫製製品輸出、建設・不動産部門、観光業、小売部門などが市場をけん引している。貧しい国ではあるが、首都プノンペンでは高額消費ブームが起こっており、高級コンドミニアムの建設ラッシュによって地価が急上昇している。
日本はカンボジアにとって最大の援助供与国であり、2014年に発行された500リエル札には日本の援助で作られたきずな橋とつばさ橋が日章旗と共に描かれている。しかし、一方では中国も援助攻勢・経済投資を活発にしており、中国との関わりも密接である。特に中国マネーの流入による不動産・インフラ開発、更には中国人観光客の急増によって中国の影響力が高まっており、カンボジアが「中国化する」との声も聞かれる。

地理情報

国 名 カンボジア王国(英語名:Kingdom of Cambodia)
首 都 プノンペン(英語名:Phnom Penh)
国土面積 18万1,035平方キロメートル(日本の約半分)
地 理 東南アジアのインドシナ半島中央部に位置する。東部はベトナム、西部はタイ、北部はラオスと陸続きで接する。中央を南北にメコン川が流れており、国土の大部分が海抜100m以下となっている。
気 候 気候は熱帯モンスーン気候であり、季節は大きく雨季(6月~10月)と乾季(11月~5月)に分かれる。3月~5月が最も暑い時期で、日中の気温は40度に達する。雨季にはメコン川が増水し、トンレサップ川に流れ込み逆流を起こす。逆流した水は上流にあるトンレサップ湖に流れ込み、湖の規模は最大5倍にまで拡大すると言われている。(在カンボジア日本大使館)
GMTとの時差 +7時間、日本との時差は2時間(日本が正午のときカンボジアは午前10時)

基礎統計

人 口 1,601万人(2017年 / IMF)
GDP 221億米ドル(2017年 / IMF)
1人当たりGDP 1,379米ドル(2017年 / IMF)
GDP成長率 6.9%(2017年 / IMF)

国民・社会

民 族 クメール人が90%で、残りの10%はチャム族やベトナム人など20以上の民族となっている。
言 語 96.31%は公用語であるクメール語を使用しており、その他少数民族語(2.86%)、ベトナム語(0.54%)となっている。
宗 教 国民の9割以上が仏教を信仰、他にはイスラム教とキリスト教がある。
通 貨 リエル(Riel)
識字率 80.5%(2015年 / UNESCO)
最低賃金 2018年に繊維業に適用された最低賃金は月額170米ドル。これまで、最低賃金は主力産業である繊維業のみであったが、2018年7月にカンボジア労働省は全産業に適用する最低賃金法を施行した。2019年の最低賃金は月額182米ドル。(日本貿易振興機構)

政治

政治体制 立憲君主制
元首 ノロドム・シハモニ国王(2004年10月即位、1953年5月14日生まれ)
首相 フン・セン首相(1998年11月30日就任、1951年4月4日生まれ)
行政組織 カンボジアの行政組織は内閣官房の下に、24省2庁、及び国民議会事務局と国立銀行が設置されている。
議会制度 1999年3月9日の憲法改正以降は二院制をとっており、上院62議席(任期6年)、国民議会(下院)125議席(任期5年)で構成されている。
地方行政制度 カンボジアの地方行政は、州(Province)と特別市(Municipality)に分けられる。州は郡(Srok / District)に、郡は町(Khum / Commune)に細分化され、他方、特別市は区(Khan / District)に、区は地区(Sangkat)に細分化されている。州と特別市、郡、区はカンボジア王国中央政府の出先機関であって、自治体ではない。
現在の
政治的状況
2018年7月29日、カンボジアでは5年に一度の下院選挙が行われた。しかし、フン・セン政権の強権で最大野党カンボジア救国党が2017年11月に国家転覆を諮ったとして解党に追い込まれたこともあり、与党カンボジア人民党が125の全議席を獲得する圧勝で終わった。これによって、国際社会では民主化からの後退であり、政権は独裁的であるとの批判が高まっている。また、政治・経済面で中国との結びつきが強まっている。

日系企業

日系企業
進出数
日系企業総数(拠点数)は309社(2017年10月1日時点、外務省「海外在留邦人数調査統計(平成30年要約版)」)

実 績

  • エネルギー市場調査