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スウェーデンKingdom of Sweden

スウェーデンは、北欧のスカンディナヴィア半島にある立憲君主制国家であり、ノルウェーやアイスランドと共に成熟した民主主義国家である。また、人種差別の程度が最も低いこと、報道の自由度や治安の良さ、平和・中立主義をとっていることでも知られる。自然が豊かな国土から森林・鉄鉱・水力などの資源に恵まれ、製紙・機械・造船業などが発達している。

19世紀前半までのノルウェーやデンマークとの攻防を経て、19世紀半ば以降は対外平和と民主化に努め、第1・第2次世界大戦でも中立を保った。近年ではパレスチナやボスニア紛争などで調停役を務めたほか、北大西洋条約機構(NATO)などにも加盟せず、非同盟政策を貫いている。欧州連合(EU)には加盟しているが、ユーロは導入していない。

高福祉高負担の代表国で、社会学でもしばしば研究の対象となっている。教育費、医療費、失業手当、年金など手厚い政府の支援を受けられるが、所得に応じて税金が非常に高くなる。また、労働組合の組織率が高く「スウェーデン・モデル」として知られる、企業・政府との緊密な協調体制を築いており、政治的に大きな影響力がある。

地理情報

国 名 スウェーデン王国(英語名:Kingdom of Sweden)
首 都 ストックホルム(英語名:Stockholm 市人口約98万人、都市圏は約239万人)(2020年12月、スウェーデン統計庁)
国土面積 約45万平方キロメートル(日本の約1.2倍)
地 理 スウェーデンはスカンディナビア半島の東側に位置し、南北に細長く、国土の約7分の1が北極圏にある。53%が針葉樹などの森林で。ヴェーネルン湖、ヴェッテルン湖など約9万以上の湖が点在し、湖の総面積が国土の約8.6%を占める。バルト海に面して約2700kmもの長い海岸線が続き、港湾が整備されている。南部のスコーネ地方だけが豊かな穀倉地帯になっている。(国交省)
気 候 スウェーデンの国土は北欧最大の面積で、その北部は北極圏にあたる。沿岸部をメキシコ湾流が流れているため、緯度に比べて穏やかな気候で、南部では年平均気温が6~7℃である。四季も比較的はっきりと分かれている。北極圏以北のラップランド地方では、夏には太陽の沈まない白夜、冬には太陽がまったく昇らない極夜が見られ観光地としても有名である。
GMTとの時差 GMT+2時間

基礎統計

人 口 1,061万人(2021年 / IMF)
GDP 6,100億米ドル(2021年 / IMF)
1人当たりGDP 5万7,477米ドル(2021年 / IMF)
GDP成長率 4.8%(2022年 / IMF)

国民・社会

民 族 フィンランド人、フィン人、サーミ人、スウェーデン系フィンランド人、日系スウェーデン人
言 語 スウェーデン語
宗 教 福音ルーテル派が多数
通 貨 スウェーデン・クローナ(SEK)補助通貨はオーレ(ore)
識字率 99.0%

政治

政治体制 立憲君主制
行政組織 スウェーデンは立憲君主制を採用しているが、国王は国の象徴として外国使節の接待などの儀礼的職務のみを行う。立法機関はリクスダーゲンと呼ばれる一院制議会で、行政は首相が司る(議院内閣制)。スウェーデンはオンブズマン制度の発祥地として知られ、現在では様々なオンブズマン制度が国会や差別の監視を担う。
議会制度 一院制(349議席 任期4年)
地方行政制度 スウェーデンには日本の県に相当する地方自治体が2種類あり、一つは中央政府の機関であるレーン(総数21)で、もう一つは県民を代表するランスティング(総数20)である。レーンは国会の決議に従い、中央政府の指示で地域行政を行う。ランスティングは、県議会としての議決権を持ち、県内の公衆衛生維持、教育機関の監督、文化的活動などを実施する。各県内には複数のコミューン(市)があり、市議会を持っている。市内の各地域に対しては「地区」の意味で、「スタッツデール」という名称が使われる。また、地方行政区分とは別に歴史的、言語的なコミュニティとして「ランドスカープ」と呼ばれる25の地方がある。

日系企業

日系企業
進出数
約129社(2020年現在 在スウェーデン大使館)

実 績
株式会社レインはスウェーデンの調査会社(リサーチ会社)として以下の実績があります。

  • スクールバスに関する調査

※ 最近の案件事例から抜粋