ミャンマーUnion of Myanmar
ミャンマーは東南アジアの仏教国で、日本の約1.8倍の国土面積を持つ。国土が南北に長いため、地域によって気候が異なる。
1962~88年の鎖国的政策、その後の軍事政権による閉鎖政策、そして軍事政権に対する各国からの経済制裁、特にアメリカのミャンマー製品輸入禁止と送金禁止により、ミャンマー経済は冷え込み、世界でも最貧国とされていた。その後、急速な民政移管と民主化の進展に伴い、海外からの投資が爆発的に増加した。しかしながら、2021年に起きた軍事クーデーターとその後の国内での内乱により、ミャンマーは大きな混乱に陥ってしまった。
まじめで温和、勤勉な国民性、豊富な資源、また中国やベトナムに比べ人件費も安く、賃金上昇や物価高騰といった問題も少ないことから、ミャンマーは『最後のフロンティア』としてその成長と可能性が熱い注目を浴びており、今後の事態打開が期待される。
地理情報
国 名 | ミャンマー連邦(英語名:Union of Myanmar) |
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首 都 | ネーピードー(英語名:Nay Pyi Taw) |
国土面積 | 67万6,578平方キロメートル(日本の約1.8倍) |
地 理 | インドシナ半島の西部を占め、国土のほぼ中央をエヤワディ川が南下し、広大な沖積平野を形成している。北は中国、東はラオスとタイ、西はインドと国境を接し、南はアンダマン海とベンガル湾に面している。(国土交通省) |
気 候 | 国土が南北に長いため、地域によって異なる。北部は温帯、中部から南部にかけては熱帯で高温多湿。暑期(2月下旬~5月中旬)、雨期(5月下旬~10月中旬)、乾期(10月下旬~2月上旬)に分けられる。(厚生労働省検疫局) |
GMTとの時差 | +6.5時間、日本との時差は2.5時間(日本の正午の時、ミャンマーは午前9時半) |
基礎統計
人 口 | 5,372万人(2021年 / IMF) |
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GDP | 905億米ドル(2021年 / IMF) |
1人当たりGDP | 1,685米ドル(2021年 / IMF) |
GDP成長率 | -17.94%(2022年 / IMF) |
国民・社会
民 族 | ビルマ族が68%、シャン族(9%)、カレン族(7%)、その他に多数の少数民族。 |
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言 語 | ビルマ語が公用語、他に少数民族の言語。 |
宗 教 | 仏教(89.4%)、キリスト教(4.9%)、イスラム教(3.9%)、ヒンズー教(0.5%)等。 |
通 貨 | チャット(Kyat)、補助通貨単はピャー(Pya)。 |
識字率 | 75.6%(2016年、15歳以上 / UNESCO) |
政治
政治体制 | 大統領制・共和制 |
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行政組織 | ミャンマーの行政府は、一時は軍人の受け皿を理由に36省まで増加した。2018年3月時点では21省で編成されている。 |
議会制度 | ミャンマーの連邦議会は、民族代表院と人民代表院の二院制。民族代表院は224議席あるが、直接選挙で選出されるのは168議席、残り56議席は軍人代表議席。人民代表院は440議席あり、330議席が直接選挙によって、残り110議席は軍人代表議席。両院とも任期は5年。 |
地方行政制度 | 7つの管区域、7つの州、1つの連邦直轄区域、5つの自治地域と1つの自治地区で構成される。管区域と州は同等の地位。管区域や州は県、村、区、町、村落区により構成されている。 |
日系企業
日系企業 進出数 |
日系企業総数(拠点数)は452社(2018年10月1日時点)(外務省「海外在留邦人数調査統計(令和元年版)」) |
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実 績
株式会社レインはミャンマーの調査会社(リサーチ会社)として以下の実績があります。
※ 最近の案件事例から抜粋