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マレーシアMalaysia

マレーシアは、第1次マハティール政権時の1981年に提唱した「ルックイースト政策」で日本に倣えと国の発展計画を立てたこともあり、日本との関係は比較的親密である。マレー系と中華系、そしてインド系で構成される多民族国家であり、それぞれの宗教や文化が異なることから、多様性を内包する国となっている。
比較的緩やかとされるインドネシアのイスラム教徒と比べ、マレーシアのイスラム教徒は周りに他の宗教・民族がいるためか、比較的厳格な傾向がある。
経済的には、アセアンでシンガポールやブルネイのように小さく所得の高い国を除けば、最も発展している国であり、世界でも中進国として位置づけられている。
日本からは、1965年に松下電器産業(現パナソニック)が進出したのを契機に、電気・電子産業の投資が1980年代後半から盛んであった。一方で、労働コストの上昇がネックとなり、製造拠点としての相対的な優位性が打ち出しにくくなるという、いわゆる「中進国のジレンマ」状態に陥っている。
ナジブ政権では親中を重視する政策であったが、2018年の総選挙でマハティール氏が首相に返り咲いたことで、親日路線へ移行していると言える。

地理情報

国 名 マレーシア(英語名:Malaysia)
首 都 クアラルンプール(英語名:Kuala Lumpur)
国土面積 33万338平方キロメートル(日本の9割弱)
地 理 東南アジアの中心に位置するマレーシアは、マレー半島とボルネオ島の一部(サバ・サラワク州)で構成されている。国土面積はマレー半島部分とボルネオ島部分を合わせ、33万338平方キロメートル。日本の面積の9割弱の広さの土地に、日本の25%の人口が居住。国土の約60%が熱帯雨林で覆われている。(マレーシア観光局)
気 候 国全体が赤道に近く、熱帯雨林気候に属しているマレーシアでは一年を通じて常夏の気候である。年間の日中平均気温は27~33度で、年較差は1~2度。降水量は年間降雨量2,500mm前後、月平均でも200mmと多いのが特徴である。季節は雨季と乾季に分かれるが、どちらの季節でもスコールと呼ばれるにわか雨が降る。気候はマレー半島西海岸/東海岸で異なり、また半島/ボルネオ島でも異なる。 マレー半島 西海岸(クアラルンプール・ペナン島など)では、5月~9月にかけては南西モンスーンの影響を受け、比較的雨の多い時期となる。 マレー半島 東海岸(ティオマン島、キャメロンハイランドなど)では11月~3月にかけては北東モンスーンの影響を受け、雨季になり、この時期東海岸は時折激しい雨が降る。また、東マレーシア(ボルネオ島 - サバ、サラワク州など)では11月~3月にかけてはモンスーンの影響を受け雨季になり、この時期は時折激しい雨が降る。(マレーシア観光局)
GMTとの時差 +8時間、日本との時差は1時間(日本が正午の時、マレーシアは午前11時)

基礎統計

人 口 3,202万人(2017年 / IMF)
GDP 3,124億米ドル(2017年 / IMF)
1人当たりGDP 9,755米ドル(2017年 / IMF)
GDP成長率 5.9%(2017年 / IMF)

国民・社会

民 族 マレー系(約67%)、中国系(約25%)、インド系(約7%)(注:マレー系には中国系及びインド系を除く他民族を含む)(外務省)
言 語 公用語はマレーシア語(マレー語)。多民族国家であり、中国系は中国語、インド系はタミール語が使用されている。各民族間で会話をする際は広く英語が使用されている。
宗 教 国教はイスラム教(61%)。信仰の自由が認められており、他に仏教(20%)、儒教・道教(1.0%)、ヒンドゥー教(6.0%)、キリスト教(9.0%)、その他となっている。(マレーシア観光局および外務省(日本)
通 貨 マレーシア・リンギット(Ringgit)、補助通貨単位はセン(Sen)。1リンギット = 100セン。
識字率 94.5%(2015年 / UNESCO)
最低賃金 2019年1月1日より、マレーシア全土で1,100リンギットに統一。(2019年マレーシア予算案)

政治

政治体制 立憲君主制(議会制民主主義)
元首 ムハマド5世第15代国王(2016年12月就任、1969年10月6日生まれ)
首相 マハティール・ビン・モハマド首相(2018年5月10日就任、1925年7月10日生まれ)
行政組織 マレーシアにおける行政権は国王に属しており、内閣の助言と承認に基づき、行政権が行使される。2018年12月時点で24の省が設置されている。
議会制度 二院制で、上院(元老院)70議席と下院(代議院)222議席で構成されている。上院の任期は3年で、44名は国王任命議員、26名は州議会指名議員となっている。下院はすべて小選挙区制の下で選出され、任期は5年。(国際協力銀行)
地方行政制度 マレーシアは、13の州と3つの連邦直轄領から構成されており、州は準国家として扱われる。9つの州の元首はスルタンであり、4つの州は知事が国王から任命される。州の下に郡(District)、その下に村(Mukin)と呼ばれる区画が設定されている。また、この区画とは別に各州には自治体(Council)が存在し、生活行政を担っている。
現在の
政治的状況
2018年5月の下院総選挙において、マハティール元首相率いる野党連合が過半数を獲得し、建国以来初の政権交代が実現した。マハティール政権は、ナジブ政権における不正・腐敗の解明を進めており、これまで中国寄りであった政策の見直しを行うと同時に、財政健全化を進めている。ナジブ政権で進めていた中国との大型案件はすべて見直し対象となった。また、マハティール首相は親日であることから、財政再建においても日本への協力を求めるなど、緊密性が増している。

日系企業

日系企業
進出数
日系企業総数(拠点数)は1,295社(2017年10月1日時点、外務省「海外在留邦人数調査統計(平成30年要約版)」)

実 績

  • 専門学校事情調査
  • タイヤ市場調査
  • 企業調査
  • 外食市場調査
  • IT企業アポイント取得
  • 放送局・新聞社調査