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エジプトArab Republic of Egypt

エジプトは、紀元前3000年頃には中央集権国家を形成し、ピラミッドや王家の谷、ヒエログリフなどを通じて高度な文明を発達させたことで世界的によく知られている。エジプトと日本の関係は19世紀にまで遡り、1861年に日本を発った文久遣欧使節は2月20日にスエズに到着している。
近年は、1981年から開発独裁的なムバラク政権が30年に渡って続いた。湾岸戦争では多国籍軍に派兵するなど、反イラクの立場で欧米諸国に同調する姿勢を示した。一方で、内政では軍・警察に対して強権支配を行い、イスラム過激派やイスラム原理主義組織を国政から排除していった。しかし、2011年1月に国内で反体制デモが発生、全国各地でデモに参加する市民の数が増え続け、長期政権が崩壊した。
投資先として、基本的にエジプトでは100%外国資本が認められているものの、法制が非常に複雑で難解となっている。さらに、縦割りの官僚制の影響から、手続きが複雑で時間がかかること、また政府の号令によって制度が一瞬にして変わってしまうといったリスクがある。

地理情報

国 名 エジプト・アラブ共和国(英語名:Arab Republic of Egypt)
首 都 カイロ(英語名:Cairo)
国土面積 101万408平方キロメートル(日本の約2.7倍)
地 理 アフリカ北東部に位置し、国土の9割が砂漠となっている。北は地中海、東は紅海に面している。また、南北に世界最長のナイル川が流れている。東はパレスチナ及びイスラエル、西はリビア、そして南はスーダンと国境を接している。
気 候 北部の沿岸地帯だけが地中海性気候で、ほかは全て酷暑乾燥の砂漠気候。年間数日しか雨は降らない。11月~4月までは温暖な冬で、5月~10月までが暑い夏となっている。内陸部の砂漠地帯は気温の変化が激しく、夏季は7度から43度まで変動することもある。
GMTとの時差 +2時間、日本との時差は7時間(日本が正午の時、エジプトは午前5時)

基礎統計

人 口 9,480万人(2017年 / IMF)
GDP 2,365億米ドル(2017年 / IMF)
1人当たりGDP 2,495米ドル(2017年 / IMF)
GDP成長率 4.2%(2017年 / IMF)

国民・社会

民 族 ほとんどはアラブ人で占められており、その他にベドウィン(遊牧民)やベルベル人、ヌビア人、アルメニア人、トルコ人、ギリシア人などがいる。
言 語 アラビア語が公用語。
宗 教 イスラム教が90%でほぼスンナ派である。その他にエジプト土着のキリスト教会であるコプト教会の信徒が9%、その他のキリスト教徒が1%となっている。
通 貨 エジプト・ポンド(Egyptian pound)、補助通貨単位はピアストル(piastres)。1エジプト・ポンド = 100ピアストル。
識字率 80.8%(2017年 / UNESCO)
最低賃金 2018年12月時点で最低賃金は月額1,200エジプト・ポンド。(米国務省)

政治

政治体制 共和制
元首 アブドルファッターフ・アッ=シーシー大統領(2014年4月8日就任、1954年11月19日生まれ)
首相 ムスタファ・マドブーリー首相(2018年6月14日就任、1966年4月28日生まれ)
行政組織 2018年6月14日に行われた内閣改造後、33の省が設置されている。
議会制度 議会は一院制の人民議会で、全508議席。498議席は公選で、10議席は大統領指名枠となっている。任期は5年。
地方行政制度 エジプトの地方行政は29の県・州(ムハーファザ)が設置されている。知事は中央政府から派遣され、内務省の管轄下で中央集権体制がとられている。
現在の
政治的状況
2013年の軍事クーデータによって樹立された暫定政府の後、2014年5月に大統領選挙が実施された。結果、97%の得票数を得たシーシー前国防相が当選、翌月大統領に就任した。シーシー大統領は米国やサウジアラビアとの友好関係を優先する政策を採り、その結果としてカタールとの断交に踏み切っている。2018年3月に実施された大統領選挙ではシーシ大統領が97%の得票率で当選し、2期目に入っている。

日系企業

日系企業
進出数
日系企業総数(拠点数)は50社(2017年10月1日時点、外務省「海外在留邦人数調査統計(平成30年要約版)」)